2015.10.13見学懇親会 開催報告
今年度は「秋の古都・京都 京都保津川渓谷体験と新作狂言鑑賞の旅」とし、見学懇親会としては珍しく「保津川下りコース」と「トロッコ列車と嵐山散策コース」の二つのコースに分かれて保津川渓谷をお楽しみいただきました。
【保津川コース】
心配していたお天気も朝から清々しい秋晴れとなり、保津川下りにご参加いただいた方は陽に焼けるぐらいの良いお天気となりました。船頭さんのユーモアあふれるお話を聞きながら秋晴れの保津峡を下り嵐山までの約1時間半を堪能いたしました。
【トロッコ列車・嵐山散策コース】
トロッコ列車の窓から吹き込む秋の爽やかな風は気持ちよく、土日祝に登場するトロッコ列車のエンターテイナー「保津峡の鬼(一説では酒呑童子)」に驚いたり、車掌さんの楽しいお話や歌を聞きながら嵯峨野までの道のりを満喫いたしました。トロッコ嵯峨駅到着後は嵐山を散策し、思い思いの場所を観光して楽しみました。
【懇親会】
お昼は「しょうざんリゾート京都」にて懇親会を開催いたしました。教育後援会・渡辺会長、川原理事長・学院長、校友会・林田会長よりご挨拶をいただき、坂井学長より学生たちの頑張りや新しくできた笑学研究所のお話の後、乾杯のご発声を頂戴し懇親会が始まりました。
【妙心寺】
懇親会の後は日本最大の禅寺、臨済宗妙心寺派大本山妙心寺の大法院・退蔵院を拝観致しました。
退蔵院は、妙心寺の中でも屈指の古刹として知られているそうです。境内には、国宝「瓢鮎図(ひょうねんず)」(模本)や史跡名勝・枯山水庭園「元信の庭」、そして四季折々の景色が美しい池泉回遊式庭園「余香苑(よこうえん)」などがあり、落ち着いた空気の中に絵画のような空間が大変美しく印象的でした。
大法院は、江戸時代の寛永二年(1612)、松代藩主だった真田信之(大阪の陣で知られる真田幸村の兄)の孫・長姫が、信之の遺命により菩提寺として妙心寺山内に創建した塔頭という事です。
どちらのお庭も大変素晴らしく、特別公開していただいた場所も一般公開とされている場所も、その美しさに目を奪われました。秋が深まり、紅葉が紅く色付く頃には更に美しい景色となるのだろうと思います。
夜には、追手門学院大学創立50周年記念事業として金剛能楽堂にて開催された新作狂言の京都公演を鑑賞いたしました。
古典「清水」・「鬼瓦」を鑑賞した後に、新作狂言「茨木童子2015」を鑑賞いたしました。
新作狂言「茨木童子」は、大阪府茨木市の観光特任大使「茨木童子」を、狂言大蔵流茂山家、茨木市文化振興財団及び追手門学院大学が連携し、2年間にわたって地域に密着し練り上げられた演目だそうです。大岩の芋掘り園等の慣れ親しんだ地名や名前も聞こえ親近感もあり、お話も大変良いものでした。